日本の古典に明かされた
「第3の幸せ」
とは
あなたは、こんなことを感じることがありませんか?
「最近、このままじゃダメだなと感じている」
「自分を変えたい」
「もっと充実感があってもいいのに、何か満たされない」
「うまくいった時は盛り上がるけど、スグに冷めてつまらない日常に戻ってしまう」
「毎日、同じことの繰り返しで、やり甲斐、生き甲斐を感じられない」
「なんともいえない、寂しさ、孤独を感じる」
「心の底から打ち込めるものが欲しい」
「頑張っても報われないと感じていて……」
「こんな自分でも幸せになれるのかな」
「人には言わないけど、そっと消えてしまいたいと、時々思ってしまう」
もし、一つでも当てはまれば、これからお伝えするお話は、きっとあなたのお役に立てます。
逆に「今が幸せすぎる」「何一つ、不満はない」と思われているなら、ピンとこないかもしれません。
ですが、
「今の生活に何も問題はない。けれども、なぜか満たされない。何かが足りないと感じてしまう」
「今の生活で不平をいったら罰が当たる。でも、毎日、同じことの繰り返しで、虚(むな)しさを感じる」
「成功して達成感があったはずなのに、今はポッカリ胸に穴があいている」
「特別に何、というわけでもないのに、いつでも心の底に不安を感じている」
「幸せって続かないですよね。本当の幸せなんてあるのかな。もしも、あるのなら、ぜひ知りたい」。
このようなことを、あなたが感じているなら、まさに、これからお話する内容は、あなたのためのものです。
こんな気持ちを抱えている方に、本当の幸せを知っていただきたくてお話ししているからです。
今、世界的な「幸福学」ブームです
さて、「幸せ」という言葉。分かるようで、もう一つハッキリしないと多くの人が感じています。
あなたも、「幸せって何だろう?」と考えたことがあるかもしれません。
実は、最近は大の「幸福学」ブームです。
ハーバード大学で学生8名から始まった「幸せ」についてのゼミが、わずか4年で100倍以上になり、名実ともにハーバード大学で人気ナンバーワンの授業となったり、『幸福』がテーマの講義が、イエール大学史上一番の人気になって、学生が群参したりと、若者に大人気です。
もちろん大学だけではありません。NHKでも『「幸福学」白熱教室』が放送されるや、たちまち大きな話題になり、書籍化されています。
ベストセラー『サピエンス全史』の著者ハラリ氏は、
「私たちは二万年前よりも幸福なのか?」
と問いかけ、
「それこそが歴史を見るとき最も重要な観点」
と訴えています。
実際、物質的には豊かで便利になっても、いま一つ「幸せだなあ」と実感できずにいる人がほとんどです。
なぜ、文明が発達しても、幸福感は高まらないのでしょう。
理由があります。
実は、「幸せにも3通りあることを知らないから」。これが答えです。
これから紹介する本では、70億の中で、わずか0・001%の人しか知らないといわれる、3通りの幸せについて、1からお話しします。
特に、
欲望を満たすのでもなく、
欲望を抑えたり、断ち切ったりするのでもない、
「第3の幸せ」について書かれていることが他の本にない特徴の中の特徴です。
「第3の幸せ」を知らないところに、幸せになりたくても本当の幸せになれない根本理由があるのです。
逆に「第3の幸せ」といわれる「本当の幸せ」になれば、「人間に生まれてよかった」と感謝と喜びがあふれ、一日一日、一息一息が、安心と満足に充ちたものになります。
ちなみに、この「第3の幸せ」は、「ほどほどが大事」という話ではありません。また、神や、あやしげな霊言なども出てきません。
「第3の幸せ」は、日本の古典に詳しく書かれてあり、それを現代の言葉に直し、色々な例を通して、平易な表現でお話しいたします。
もっと知られていてよいはずなのに、ほとんど知られていない、世界に誇る日本の古典を古今東西の幸福論などと比較しながら解き開き、ちょっと敷居が高いと思われる内容を、専門書ではなく、一般書として、宝探しの冒険のような気持ちで読んでもらいたいと思って、一冊の本を書きました。
本の構成
【プロローグ】では、
「なぜ、マサイ族と大富豪の幸福度は同じなのか?」という、心理学会のインディ・ジョーンズによる衝撃の結果報告を中心にお話しします。
【パート1】では「第1の幸せ」について、その本質を知るためのポイント、「3つのD]を中心とした内容です。
【パート2】は、「第2の幸せ」について、その素晴らしさと限界をお伝します。
【パート3】で、いよいよ「第3の幸せ」が本格的に登場します。
★特典の動画も用意しております。
大哲学者ハイデッガーから日本の私たちへのメッセージ
世界的大哲学者ハイデッガーは、ある日本の古典に感動し、遺言ともいえる老後の日記に、次のような書き記しています。
もし十年前にこんな素晴らしい教えが東洋にあったことを知ったら、自分はギリシャ・ラテン語の勉強もしなかった。
日本語を学び、世界中に拡めることを生きがいにしたであろう。遅かった。
自分の側には日本の哲学者、思想家だという人が三十名近くも留学して弟子になった。
思想・哲学の問題を随分話し合ってきたがそれらの接触を通じて、日本にこんな素晴らしい思想があろうなどという匂いすらなかった。
日本の人達は何をしているのだろう。
日本は戦いに敗けて、今後は文化国家として、世界文化に貢献するといっているが私をして云わしむれば、立派な建物も美術品もいらない。なんにも要らない。
商売、観光、政治家であっても日本人に触れたら何かそこに深い教えがあるという匂いのある人間になって欲しい。
そしたら世界中の人々が、この教えの存在を知り、フランス人はフランス語を、デンマーク人はデンマーク語を通じてそれぞれこの教えをわがものとするであろう。
そのとき世界の平和の問題に対する見通しがはじめてつく。
二十一世紀文明の基礎が置かれる
日本の古典に書かれている「第3の幸せ」を世界の人はおろか、当の日本人もほとんど知りません。これは国家的損失といえるかもしれません。
ハイデッガーの「日本の人は何をしているのだろう」との気持ちが痛いほど伝わります。
日本の古典に記された「第3の幸せ」を、基礎知識なしで、もちろん古典の文法などが分からなくても、誰でもわかる「入門編」として書き下ろした『人生を変える 第3の幸せ』が2018年12月17日に発売されました。
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目次
●はじめに
【プロローグ】
「なぜ、マサイ族と大富豪の幸福度は同じなのか?」
この謎が解けたら、あなたは幸せになれる
●そもそも幸せって何なの?
私たちは「つくられた幸福のイメージ」に、だまされてきた
◆あなたは、世界で最も貧しい大統領の伝説のスピーチをご存じですか?
◆ハーバードで一番人気の講座で教える『究極の通貨』とは?
◆心理学会のインディ・ジョーンズが仰天の研究発表をした!
~あまりにも不都合な真実
◆あなたは生き残ることができるか? マサイ族の日常とは
◆大富豪の驚くべき日々
◆縄文人も現代人も幸福度は一緒?
◆偉大とは……
●あってもなくてもいい一日をどれだけ積み重ねても、
あってもなくてもいい一生に終わる
◆幸福観が変わった瞬間
◆生活の幸福論と人生の幸福論
◆小学生無差別殺傷事件で我が子が殺された。ところが会社は……
●あなたは、幸せに3通りあることをご存じでしょうか?
【パート1】第1の幸せとは
誰も教えてくれなかった
「第1の幸せ」を知るポイント 3つの「D」
第1章 「第1の幸せ」を知るポイント1
「私たちが心から満たされないシンプルな理由と
あなたが本当の満足を得られる鍵」
desire(デザイア・欲望という視点)
◆「第1の幸せ」とは
◆吾輩は満足できない
◆永久に満ちることなし 欲の山
◆私の生涯は、黄金のじゅうたんを敷き詰めた
トンネルの中を走ってきたようなものだ【歴史の証言1】
◆王様が象牙の箸を使い始めたら気を付けよ【歴史の証言2】
◆欲を満たそうとするのは、海水でノドを潤そうとするようなもの
【哲学者の証言1】
◆酒に飲まれる悲しき人間【哲学者の証言2】
◆世界の三大幸福論が声をそろえて、あなたに忠告していること
【哲学者の証言3】
◆第1の幸福の存在意義
もし人生をマラソンに例えたら……
第2章「第1の幸せ」を知る ポイント2
「私たちが孤独や不安を感じる根っこの部分と
あなたが真の安心を手に入れる鍵」
destroyed(デストロイド・無常という視点)
◆幸福は浮気女【哲学者の証言4】
◆夢が叶ってからは、下るだけ
◆再び三大幸福論が、あなたに警告すること【哲学者の証言5】
◆平家物語の名言が身に染みる
◆無常を観つめると、本当の幸せが見えてくる
第3章 「第1の幸せ」を知る ポイント3
人生を飛行機に例えると日常の風景が一変する
death(デス・死という視点)
◆「普通の幸せでいい」そんな願いすら……
◆人生観の訂正 死にかけた、たけしの言葉
◆人生を飛行機に例えると、日常の風景が一変する。なぜなら……
【コラム】
「日本最大の成功を手にしても幸せになれなかった理由と
人生の大前提を正しく修正する鍵」
◆本当の幸せとは何か? 後悔しない生き方を秀吉の一生に学ぶ
◆豊臣秀吉の規格外の「へそくり」
◆本当の幸せの見つけ方 3つのポイント
◆本当の幸せとは何か? 豊臣秀吉から、あなたへのメッセージ
【パート2】第2の幸せとは
その素晴らしさと限界
第4章 ありがとうの力
◆毎日、感謝できることを5つ書いたらどうなるか
第5章 「第2の幸せ」の大切さ
◆これ、読めますか?
◆3日間だけ目が見えたなら
◆第2の幸せを推奨する言葉の数々
第6章 「幸」の字の語源が深い
第7章 人間の限界
◆キリストが右の頬を打たれた、その時、何と言ったか
◆善いことをすると悪が見えてくる
◆偽善という字は「人の為」と書く
◆もし欲をなくすことが一番の幸せなら、石や屍が一番幸福だ
◆やらない善より、やる偽善
【コラム】アインシュタイン先生に学ぶ
第3の幸せを知る準備体操
【パート3】第3の幸せとは
知る人ぞ知る本当の幸せ
第8章 第3の幸せのありか
◆アインシュタインが教える宗教の3段階
第9章 実はすごかった●●
第10章 越えられない二つの壁を越える
◆世界に誇る、日本の古典
◆波のたとえ
◆〝雨がやまないように〟〝山がもっとさびしければ〟
第11章 幸せという名の花
◆悪人はだれ? ──我が身を忘れていた校長先生の話
◆私たちの心の本当のすがた
◆何ものにも染まらない幸せの花
第12章 真の自由と平等とは
◆真の自由とは
◆幸せの花が教える「真の平等」とは
◆奇妙な果実
(あとがき)再び、偉大とは……
モニター読者の感想
私は20代の頃より「幸福」というテーマには惹かれるものがあり、(たぶん自分が幸福になっていないからだと思う)最近でもNHKの『「幸福学」白熱教室』や
イェール大学の『「死」について』の講義を求めた本を読みました。
しかし結局それらの本も、生き方上手になるために心のバランスを取る指南書のようにしか思えませんでした。
望んでいるのは「この幸せのためにこの世に生を受けたのか」と体感できる心の境地なのですが、そういうのはないので、そんなことを考える自分が変なのかと
考えたりもしました。
一番その感覚に近いのはブッダの「悟り」かなと思いましたが、煩悩の克服、修行の実践といっても、「空」を理解するといっても、実際はつまらぬ嫉妬や目先
の欲に一喜一憂しているので、とても実践できないし、悟れそうもありません。
自己啓発やスピリチュアルも数々の本がありますが、論理的でないと信じるのは不安ですし、言っていることがどうもきれい事に思えてしまって、自分がひねく
れているからだと思いますが、どうも斜に構えてしまいます。
ところが、この本にはかなり共感しました。
ひょっとしたら自分の望んでいることはこの本で書かれている「第3の幸せ」なのかもしれない。
この本では多くの人の思い描く幸福の姿「第1の幸せ」「第2の幸せ」を、有名な識者の言葉と共に、それが本当の幸福でないことを示します。
自分もぼんやり感じていたことでしたが、言語化されて頭の中がまとまっていく喜びがありました。
しかし同時にここまで世の中の幸福の欠点を明確に指摘しておいて、それでいて 「第3の幸せ」って何だろうとますます疑問が膨らみ、一気に読んでしましました。
「第3の幸せ」とは何か、いまだよくつかめないものはありますが、根拠が明確にあることは安心できますし、著者は「第1の幸せ」「第2の幸せ」の欠点を踏ま
えた上で論理的に成り立つ答えを示していますので、がぜん興味がわいています。
私のように幸せとは何か、本質的な答えを求める人なら、間違いなくおもしろく読める本だと推薦します。
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